【さくっと解説】そういえば紅茶っていつできたの?紅茶の歴史と発展

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ミルクが先か、紅茶が先か。多分紅茶が先の筆者( .@azusagut )です。

私たちが普段飲んでいる紅茶ですが、どこで誕生し、どんな歴史をたどって

いま私たちが紅茶を楽しめるかご存じですか?

今回は紅茶について

・歴史と発展

についてさくっと解説していきます。

普段よく飲む紅茶。

その誕生と歴史を見ていきましょう!

目次

紅茶の誕生

紅茶のはじまりは諸説あり、はっきりとわかりませんが。

中国の茶葉がきっかけなのは間違いなさそうです。

紅茶の木は中国やチベット、ミャンマーに多く自生しており、当時人々はその葉を医療目的で飲んでいました。

コーヒーやハーブティーと同じですね

やがて王族や貴族階級だけでなく、民衆にもお茶文化が浸透していきました。

ちなみに茶葉は、

完全に発酵させることで紅茶、
半発酵させるとウーロン茶、
発酵させないままだと緑茶に

と、発酵度合いによって同じ茶葉から様々なお茶が作られます。

当時中国では緑茶が主流であり、

紅茶は発酵が進んでしまった価値の低いものでした。

そんな茶葉をオランダ商人に売りつけていましたが、ヨーロッパではこの茶葉がたちまち人気に。

よりヨーロッパの趣向に合わせた茶葉が生み出され、現在の「紅茶」が出来上がったと考えられています。

中国からオランダへ渡ったのが生まれたきっかけなんですね。

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紅茶の歴史・発展

イギリス

1610年頃オランダが持ち帰った茶葉をきっかけとして紅茶はヨーロッパ各地へ広がっていきます。

特に紅茶の虜となったのがイギリスです。

イギリスの発展なしには紅茶の発展も語れません。

ということで、すこしここでイギリスに目を向けましょう。

王女がもたらした紅茶茶文化

優雅なティータイムは王室から始まりました。

イギリスに紅茶文化が入ってきたきっかけは、

1662年ポルトガル女王キャサリンがイギリス王室へ嫁いだことに始まります。

この時キャサリンはお茶と砂糖を持参し、毎日お茶を飲んでいました。

このやり方がイギリス貴族の間で大流行し、やがて国内に紅茶文化が広がることになりました。

17世紀の半ばにはコーヒーハウスを介し、一般市民にも紅茶が広がっていきました。

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紅茶が足りないなら戦争すればいいじゃない

砂糖はまだ貴重品でした。

消費量は増える一方ですが、供給が追い付きません。

というのも、当時紅茶の輸入はオランダが独占。

これに猛反発したイギリスは、

紅茶の独占権をめぐりオランダと戦争を開始。

いわゆる第三次英蘭戦争です。

この戦争に勝利したイギリスは中国と直接貿易が行えるようになりました。

ちなみにこの独占は1世紀ほど続きます

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紅茶の海が生まれた1734年

現在のボストン

有名な話ですが、1734年にアメリカで「ボストン茶会事件」が起こります。

イギリスが植民地のアメリカに紅茶に対する重税を課し、こうした植民政策に不満を爆発させた事件ですね。

この事件をきっかけに1775年から独立戦争がはじまります。

海が紅茶色になったと言いますが、それはないと思います…

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お茶とクスリの戦争

クスリダメ

アメリカの次は中国です。1840年のアヘン戦争です。

いままでお茶の代金として銀を払っていたイギリスが、麻薬のアヘンで支払いはじめ、

中国国内で中毒者が多数出てしまっったことからイギリスとの貿易を全面停止。

それに反発したイギリスとおこった戦争です。結果、イギリスの勝利。香港を得ることとなりました。

これでお茶もしっかり確保です

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戦争やった後から紅茶の作り方が分かってしまった…!

マジで?

アヘン戦争までやってしまいましたが、なんと1845年頃

緑茶と紅茶は同じ茶葉から作られている!両者の違いは製法によるものだ!

ということが判明。中国の輸入に頼らなくても紅茶を作れるようになりました。

気が付くのが遅くないですか…?

そして、当時イギリスの植民地であったインドやスリランカでは、

茶樹が多く自生していたため、それを利用し紅茶栽培が始まるのです。

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そして世界へ…

こうして世界各地に植民地を持つイギリスは

インド、スリランカ、セイロンなどで栽培がはじまり

イギリスが輸出をしていったことから世界へ紅茶は広まっていきました。

ちなみに日本に紅茶が入ってきたのは、1887年(明治20年)のこと。

ハイカラだ!と大人気だったそうですよ

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紅茶の歴史まとめ

本記事では、「【さくっと解説】そういえば紅茶っていつできたの?紅茶の歴史と発展」について書きました。

紅茶の歴史は意外とと生臭いものがありました。

現在では平和に飲めて何よりです…。

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