金沢の海産物がおいしすぎて年末カニを取り寄せた筆者( .@azusagut )です。
加賀100万石の国、金沢で生まれわずか50年ほどで廃絶してしまった焼き物をご存じですか?
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九谷焼です。
現在は「再興九谷」として復活を遂げその鮮やかさは見る者の心を奪います。
今回はそんな九谷焼の
- 歴史
- 特徴
- 資料館・美術館
- 陶器市
についてさくっと解説をしていきます。
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非常に繊細な装飾でウィーン万博で世界デビュー!な九谷です
他のやきものについては↓コチラから。
九谷焼の歴史
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まずは、地理からですね。
冒頭でも話した通り、九谷焼の故郷は金沢の九谷町です。
金沢は金細工も有名で、なんとなく九谷焼のイメージに合いますね。
九谷焼のおこり
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九谷焼のはじまりは江戸時代の初期、1665年頃と考えられています。
加賀支藩主、前田利治(まえだとしはる)が九谷の金山で陶石を発見したことを受け、陶業家である後藤才次郎に有田で陶器を学ばせました。
才次郎が有田の技術を学び、また長崎で出会った朝鮮の陶工を引き連れて九谷で開窯をしたとされています。
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ただし諸説あり。有田焼を手本にした、というのが最有力
この時代の九谷焼は「古九谷」と呼ばれ、
伊万里焼、京焼とともに日本の三大色絵として早くから高く評価されますが、
1700年初頭に突如廃絶してしまいます。
その原因はいまだ不明。なんとも謎めいた窯ですね。
「再興九谷」として復活!
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伊万里焼がその地位を確固たるものにしている中、瀬戸でも磁器の生産が始まります。
それを受け、加賀でも再び磁器づくりに火が灯ります。
廃絶から約100年後、京都から陶工を招き、古九谷を手本に焼かれはじめたのです。
そうして「再興九谷」が誕生しました。
再興九谷の評価
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明治時代に入ってからは海外輸出も多くなり、特に1873年に開かれたウィーン万博では
「ジャパンクニタ」と呼ばれ、人気が出ました。
優れた絵師や陶工を招き、他の産地からも学び、伝統を守りつつ、様々なものを吸収していった九谷。
現在では宮内庁より贈答品として使用され、英国チャールズ皇太子御成婚祝としても献上されました。
九谷焼の特徴
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一番は上絵付けにあります。
「上絵付けを語らずして九谷はない」と言われるほどの色絵装飾です。
その特徴は五彩手(通称九谷五彩)と呼ばれる、「赤、黄、緑、紫、紺青」を用いたもの。
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また、青手古九谷の「緑、黄色、紫、紺青」を用いたものもあります。
有田焼に劣らぬ細かな技法が魅力的ですね。
資料館と陶器市
九谷焼についてもっと知りたい!陶器市へ行ってみたい!という方へ…。
石川県九谷焼美術館
能美市九谷焼美術館
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九谷満月
販売から体験まで!
九谷焼の陶器市
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九谷焼は念い3回ほど陶器市が催されています。
九谷茶碗まつり
多くのうつわに触れられる機会です。5月3日~5日開催。
古九谷修古祭り
山中温泉で行われるイベント。温泉旅行もかねて行ってみては?
6月第4週に開催
九谷陶芸村まつり
能美市で開催されるイベント。11月上旬ごろ開催。
九谷焼まとめ
本記事では「【さくっと解説】実は有田焼から技法を盗んだ?九谷焼の歴史と特徴」について書きました。
インテリアとしても、普段使いとしてもどんとこいの九谷焼をぜひ食卓に添えてみてください。
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