【さくっと解説】千利休の理想が形となった楽焼の歴史と特徴とは?

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膝が痛くて茶道ができない筆者( .@azusagut )です。

一楽二萩三唐津

という言葉をご存じですが?

茶道の世界にある言葉で、茶人の好み・格付けとして使われるそうです。

その1番が今回紹介する

楽焼です。

楽焼は京都で生まれ、千利休が造らせたものです。本記事では、そんな楽焼の

  • 歴史
  • 特徴
  • 資料館・美術館
  • 陶器市

についてさくっと解説していきます。

日本人は茶で宇宙を作ったといわれますが、千利休好みの楽焼はそれ自体が宇宙のようですよ。

他の焼き物については↓コチラから。

目次

楽焼の歴史

いつもの地理です。

先述の通り、楽焼は京都で始まりました。

とはいえ、楽焼は京焼には含まれない…らしいです。

京焼についてはコチラから。

楽焼のおこり

実は千利休の身長は実は180㎝。この時代の平均は160㎝ほど…

16世紀の後半、千利休が樂屋初代長次郎に茶碗を造らせたことから始まります。

このころはまだ「楽焼」とは呼ばれておらず、「聚楽焼(じゃらくやき)」と呼ばれていました。

その理由は、聚楽第(じゅらくてい)を建設するときに、掘り出された土を使用していたからといわれています。

聚楽第…豊臣秀吉が政庁兼邸宅に建てたもの。
    秀次に譲り、彼の死後取り壊された。

「楽焼」と呼ばれるのはのちのことです

「楽焼」と呼ばれる

対して秀吉は140㎝ぐらいといわれています

楽焼」と呼ばれるようになったのは、豊臣秀吉から「」の印象を与えられたことがきっかけと考えられています。

こののち、京都の樂屋の作品を「本窯」、樂屋の作陶法を受け継いだ作品を「脇窯」と呼びます。

樂屋は2021年夏に16代目が誕生されています

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楽焼の特徴

ろくろを使わないで「手捏ね(てづく)」と呼ばれる、へらと手を使う方法で成形し、750度から1,100度で焼成をして作成されます。

軟質の施釉陶器で、茶碗のほか花入れ水差しも造られています。

まさに千利休の趣向が形になったものですね

茶碗の色も抹茶を引き立てるために、黒、赤、飴色が多いです。

形はやや厚く、ゆがみが見られます。

ほかにも「茶筅摺り(ちゃせんずり)」、「茶溜まり」といった工夫が凝らしてあり、茶人目線で造られています。

茶筅摺り…茶筅(ちゃせん)が回しやすいように茶碗内部が壺のようにやや膨らんでいるところ。

茶溜まり…飲み残ったお茶を集めるくぼみのこと。
     これのおかげで飲み終わったお茶が底いっぱいに広がらず、見た目がよくなる

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もっとしりたい!楽焼

楽焼については京都へいってみてみましょう!観光もあわせておたのしみください。

樂美術館

〒602-0923
京都市上京区油小路通一条下る
TEL:075-414-0304
開館時間:10:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日:月曜日(祝日は開館)

佐川美術館

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佐川美術館 ■佐川美術館は国宝をはじめ、日本画や彫刻、陶芸作品を数多く展示しております。また茶会や子どもを対象としたワークショップを開催。

〒524-0102
滋賀県守山市水保町北川2891
Tel:077-585-7800
開館時間:9時30分~17時 (最終入館は16時30分迄)
休館日:毎週月曜日(祝日に当たる場合はその翌日)

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楽焼のまとめ

本記事では、「【さくっと解説】千利休の理想が形となった楽焼の歴史と特徴とは?」について書きました。

私にはまだまだ千利休の世界は理解できませんが、いつかこの世界観を少しでも解せればなぁ…とも思います。

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